2014年 07月 10日
地域の魅力満載!「安家洞と安家の自然観賞会」報告 |
夕方4時、安家地区の一軒宿・かむら旅館に「安家森の会」「スローフード岩手」14名が集まり、まずは総延長23km以上、日本最長の鍾乳洞「安家洞(あっかどう)」へ。
【安家洞】
http://www.town.iwaizumi.iwate.jp/kankoumap/akkadou.html
受付でヘルメットをかぶり、ひんやりした冷気の吹き出す洞内に潜入します。

狭い鍾乳石の間をくぐりぬけて進むと立派な探検隊気分です。同行した地域の方のお話によると、昔は真っ暗な洞窟をどこまで進むことができるか、子どもたちが肝試しをしていたとのこと。今となっては夢のようなお話です。

今回は電気が灯り、一般に公開されている1時間コースを見学しましたが、もっと奥地に進みたい方には、ガイド付きのコース(2時間~8時間)を用意しているそうです。なんとも奥の深い洞窟です。
洞窟ツアーを終え、今度は「安家森の会 自然部会」のニタロウさん・イサオさんのご案内で、希少な「チョウセンアカシジミ」(蝶)と「カワシンジュガイ」(二枚貝)の見学。

どちらも岩泉町指定天然記念物で、岩泉町文化財保護条例で保護されています。(捕獲すると処罰の対象となります。)とっていいのは写真だけですからご注意を。

チョウセンアカシジミには、川沿いや湿地に生えるトネリコの樹が、カワシンジュガイには海から川へ遡上するサクラマス(イワナ)の生息が欠かせないのだそうです。貴重な種を守るためには、その種を育む大きな自然の生態系を壊してはならないのです。

この後、「かむら旅館」にて豆腐田楽やイワナのから揚げなど、アケミさんの絶品料理で懇親会を行い、暗闇が訪れるとヒメボタル観賞会に出かけました。ヒメボタルはゲンジボタルやヘイケボタルと違い、森の中で光る幻想的なホタルです。
懐中電灯に赤いセロファンを張り付けて森の奥に入って行くと…

いました!まだ最盛期には早かったようですが、辺りを見回すと10数匹のヒメボタルがかすかに光り、あるものは思いのほか早く右から左へ、左から右へと空中遊泳を楽しんでいました。
「味の箱舟」安家地大根と日本短角種(短角牛)を育む安家の自然、そして自然と共生する安家の暮らしの豊かさを改めて感じることができました。このような「地域の宝物」を未来へ伝えていくために、多くの人にこの現実を知ってもらいたいと思っています。
【安家洞】
http://www.town.iwaizumi.iwate.jp/kankoumap/akkadou.html
受付でヘルメットをかぶり、ひんやりした冷気の吹き出す洞内に潜入します。

狭い鍾乳石の間をくぐりぬけて進むと立派な探検隊気分です。同行した地域の方のお話によると、昔は真っ暗な洞窟をどこまで進むことができるか、子どもたちが肝試しをしていたとのこと。今となっては夢のようなお話です。

今回は電気が灯り、一般に公開されている1時間コースを見学しましたが、もっと奥地に進みたい方には、ガイド付きのコース(2時間~8時間)を用意しているそうです。なんとも奥の深い洞窟です。
洞窟ツアーを終え、今度は「安家森の会 自然部会」のニタロウさん・イサオさんのご案内で、希少な「チョウセンアカシジミ」(蝶)と「カワシンジュガイ」(二枚貝)の見学。

どちらも岩泉町指定天然記念物で、岩泉町文化財保護条例で保護されています。(捕獲すると処罰の対象となります。)とっていいのは写真だけですからご注意を。

チョウセンアカシジミには、川沿いや湿地に生えるトネリコの樹が、カワシンジュガイには海から川へ遡上するサクラマス(イワナ)の生息が欠かせないのだそうです。貴重な種を守るためには、その種を育む大きな自然の生態系を壊してはならないのです。

この後、「かむら旅館」にて豆腐田楽やイワナのから揚げなど、アケミさんの絶品料理で懇親会を行い、暗闇が訪れるとヒメボタル観賞会に出かけました。ヒメボタルはゲンジボタルやヘイケボタルと違い、森の中で光る幻想的なホタルです。
懐中電灯に赤いセロファンを張り付けて森の奥に入って行くと…

いました!まだ最盛期には早かったようですが、辺りを見回すと10数匹のヒメボタルがかすかに光り、あるものは思いのほか早く右から左へ、左から右へと空中遊泳を楽しんでいました。
「味の箱舟」安家地大根と日本短角種(短角牛)を育む安家の自然、そして自然と共生する安家の暮らしの豊かさを改めて感じることができました。このような「地域の宝物」を未来へ伝えていくために、多くの人にこの現実を知ってもらいたいと思っています。
by slowfoodiwate
| 2014-07-10 23:23
| 活動報告